ヨガの中でもオーソドックスかつ有名な「ヴィラバドラーサナ2」。ポーズ名を知らない人でも見たことがあるでしょう。身体を大きく広げていく開放的なポーズです。重心を落とすときに下半身の筋力を使うことでポーズが安定します。「ヴィラバドラーサナ1」と似ていますが、骨盤の向きや上半身が異なるので注意しましょう。
ヴィラバドラーサナ2のやり方
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タダーサナから片足を後ろにひく
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後ろ足のつま先を45度~90度外側に
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両腕は前後に開き、床と平行になるまで上げる
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前足を踏み込む
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視線を前の指先にしてポーズをキープします
さて、みなさんは、きちんと正しくできているでしょうか?間違っていないかチェックしてみましょう。
ココをチェック!
①上半身が前にスライドしている
②腰が反っている
③後ろ足の外側が浮いている
ダメなポイントとは?
①上半身が前にスライドしている
肩の高さくらい前後に両手を上げ前の指先を見ますが、意識が前に向いているため、上半身が前側にスライドしたり傾いてしまうことがあります。上半身(背骨)は床に対して垂直に。骨盤の上に胸骨がのるようにしましょう。頭を天井から引っ張られているようなイメージで背筋をすっとのばします。
また前足のひざは90度に曲げ、ひざの真下にかかとがくるようにしましょう。前のひざが、かかとより前に出てしまう場合は、両脚の幅を広げて調整してください。
②腰が反っている
腰が反りやすい人は腰痛の原因になるので注意してください。骨盤が前傾すると腰の後ろに余計な力がかかってしまうのです。また胸が開いた反動で腰が反ってしまう人もいますが、このポーズは胸をひらくというよりは、体幹をまっすぐにして骨盤を床に対して垂直に下げていきましょう。
③後ろ足の外側が浮いている
前の足を踏み込んでいくとき前体重になり、後ろの足の踏みがあまくなることがあります。足の小指側が浮いているかどうがチェックしましょう。母指球だけでなく小指側のへりまでしっかり床を踏みます。
前脚の太ももは、外回しにして、ひざとつま先は前に向けるようにしましょう。前脚のひざが内側に入ってしまう人は、太ももの外旋が足りない証拠です。逆に後ろ脚の太ももは内回しにして、左右の骨盤を水平になるようにしましょう。両足を左右均等に踏むことで下半身が安定してきます。
※なお、骨盤は正面ではなく斜めを向いていてOKです(ヴィラバドラーサナ1は、骨盤を正面にします)