ハイランジはヨガのポーズの中でもポピュラーで初心者のクラスでもおこなうことが多いポーズです。一見それほど難しくないように見えますが、基本ポーズほど実は奥は深いもの。ハイランジのポイントは大きく下半身と上半身の2つにわかれますが、今回は上半身に注目しています。
本記事では、ハイランジでの後屈のやり方やポイントやをご紹介します。
ハイランジの上半身に注目
ハイランジでは骨盤の角度や脚の使い方が重要ですが、そこに気をとられて上半身がおろそかになりがちです。ポーズの土台をしっかりつくったら、上半身にも注目してみましょう。基本ポーズでは両腕を天井にアップし、まずはそこで土台を安定させます。そこから後屈を深めていきましょう。
後屈をする際に注意したいのは、後屈を深めようと思うあまり腰から反ってしまうことです。腰からではなく胸(胸椎)から後屈することが大切です。しかし、胸椎から後屈するのはなかなか難しいでしょう。とくにデスクワークなどで猫背になっている人はすぐにできないことも多いと思います。まずは胸から反ることを意識しつつ、徐々に深めていきましょう。
基本ポーズで上半身を伸ばす
両腕をまずは天井方向にアップします。このとき大事なのはきちんと両腕を伸ばしきることです。腕は肩甲骨から動かすようにしましょう。また腕だけで伸ばすのではなく上半身すべてを伸ばすように意識します。十分伸ばしきってから後屈することがポイントです。
指をひっかけ後屈をやりやすく
両手の親指をひっかけて両腕を伸ばしましょう。腕で耳をはさむようにします。息を吸いながら真っ直ぐ上に両腕を伸ばします。十分上体を伸ばしておくことが大切です。伸びるときは前に踏み込んだ膝を少しゆるめておきましょう。
次に息を吐きながら前脚を踏み込み、両腕を後ろに伸ばしていきます。後ろにある壁に手をつくようなイメージです。呼吸にあわせて伸びと後屈を繰り返すことで後屈が深まっていきます。
両肘を持ち胸椎からの後屈を意識
指をひっかけると後屈をしやすいのですが、腰に負荷がかかってしまうことがあります。そんなときは頭の後ろで両肘を持ち、同じように上体を伸ばします。その後胸の中心(ペンダントトップの位置)を天井に見せるように後屈します。頭の後ろに腕があるのであまり後屈できないのですが、胸から反るということを体感しやすいと思います。
同じポーズでもいろいろな方法があるので、自分にあったやり方でポーズを深めていきましょう。