チャトランガは、プランクからコブラやアップドックにフローするときのポーズですが、腕を意識すぎて身体の位置がずれていないでしょうか。チャトランガ後のコブラやアップドッグのアライメントに影響することがあります。少しの身体の動きや位置が非常に重要です。
本記事では、チャトランガのポイントをご紹介します。フロー系のヨガをおこなっている方はぜひ見直してみてください。
コブラの手の位置をチェック
コブラやアップドックの際の後屈が苦手という人がいらっしゃると思いますが、後屈がうまくできないのではなく、上半身の位置がずれている可能性があります。コブラやアップドックのときに、手がどこにあるのかチェックしてみてください。よく手のひらが胸の横と言われますが、手のひらは15センチ以上あるのでイマイチわかりづらいと思います。そんなときは、バストトップと手のひらの中心の位置で判断してみましょう。自分で思っているよりけっこう前についてしまっていることが多いようです。
身体の位置の1、2センチは、ヨガのアライメントにとってけっこう大きな違いです。手や足の位置を数センチ動かしたり、身体の角度を数度変えるだけで、アライメントが大きく変わることがあります。見た目だけではわかりにく場合も多いので、自分でいろいろな位置を試してみてください。最初はどこがベストかわかりませんが、徐々に自分にあうポジションがわかるようになります。
よくない例(手のひらが前過ぎる)
手が顔の下くらいにきているため、床を十分プッシュすることが難しい体勢になってしまいます。
よい例(胸の下に手のひらの中心がきている)
手が胸の横にきているため、十分に床をプッシュでき、身体の前側もしっかり伸ばすことができます。
手をつく位置が間違いではなく、身体の動かし方が重要
手が少し前についている人が多いと思いますが、その手をずらしたらよいわけではありません。私も最初はそう思ってしまいましたが、手をつく位置はプランクのポジションでOK!
では、なにが違うかというと、プランクからの動きです。腕を直角になるように曲げ、身体を下ろすときのの足がとても大切です。つま先で床をぐっと押して、身体全体を前にスライドさせてください。この前方へのスライドが不十分な場合が多いため、コブラのときに手が胸の下にきていないのです。
頭から足先まで1枚の板の状態のままでキープしましょう。腕は直角になるように(前へのスライドが不十分だと直角になっていないと思います)。腕と脇(全胸筋)で身体をしっかり支えてください。あとは、手のひらでプッシュして上半身を後屈していきます。