「練習方法その1」に続き、本記事ではブリッジができない原因の1つである「肩や肩甲骨の柔軟性や可動域」を中心にご紹介します。
練習方法その1については、以下をご覧ください。
肩まわりが硬いと腕が伸ばしにくくなる
ブリッジでアップしようとする時に、肘が曲がって伸びないことがあります。これを無理やり腕力で持ち上げようとしてはいけません。他の原因もありますが、肩や肩甲骨まわりの柔軟性がないからかもしれません。
同じ後屈ポーズにコブラのポーズがありますが、手の着く方向が違います。コブラのポーズは手の指先が外を向いているに対して、ブリッジは内側を向きます。コブラのポーズができてブリッジが苦手という人は、肩や肩甲骨が原因かもしれません。ブリッジでは、肩や肩甲骨を大きくまわすため柔軟性が必要になるのです。肩をまわす動きなどを重点的にしながら、肩をほぐしていくと、ブリッジが今まで以上にやりやすくなることがあります。
ゴムカーサナ(上半身)
デスクワークが多く肩が内巻きになっている人や猫背の人は、肩や肩甲骨の可動域が小さくなっています。ヨガポーズの中では、ゴムカーサナがおすすめです。上半身の動きのポイントをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。下半身の動きは骨盤の歪みを整えるのにおすすめですが、慣れない時はそれぞれ集中しておこないましょう。
❶まずは両手を左右にアップします。
❷両手をアップしたまま、上半身を45度くらい回転させます。
❸回転させたまま止まります。そのまま回した方向の腕の肘を曲げ肩甲骨の間に伸ばしてください。この時、できる限り背中を伝わせて手をアップします。
ポイント
上半身を回転させることで腕がアップしやすくなります。
❹手が十分に上がったら、そのまま上半身を正面に戻します。逆側の腕を天井にアップし上から肘を曲げ、さっき肩甲骨の間に上げた手の指先を掴み、引き上げましょう。手が掴めない時は、タオルを使ってください。逆サイドも同じようにポーズを行いましょう。
ポイント
ポーズを解く時は、そのまま手を外すのではなく、先ほど回した方向に回転させゆっくりと下の腕を解いてください。肩を痛めないようにしましょう。