ヨガにはいろいろなポーズがありますが、1つのポーズでもいくつか種類があります。基本的なポーズをベースに軽減やステップアップしたポーズなど。チャレンジすることはとても大切ですが、アライメントがくずれた状態で無理に上級ポーズを維持するのは逆効果です。そんなときはヨガブロックなどのプロップスを上手に活用しましょう。
本記事では、パールシュバコアーサナのポーズでのヨガブロックの使い方をご紹介します。
プロップス(ヨガブロック)を活用する
ヨガのプロップスとは、ヨガブロックやベルト、ボルスターなどのことで、ヨガをおこなうときによりポーズをしやすくするための用具のこと。ヨガマットは一般的にみな使いますが、ブロックやベルトなどはあまり使ったことがない人もいると思います。なかなか自宅用に購入するまでにならないことも多いですが、ぜひ使ってみてください。正しいアライメントをおこなうことで、ヨガの上達に役立ちます。
プロップスの中でもとくにおすすめなのが、ヨガブロックです。手が床に届かない場合などに手の下に置いたり、背中の下に置いて安定感を出したりすることができます。今では100円ショップなどでも購入できるので、ぜひ1セット(2個)あると重宝します。
無理に床に手をついていないかチェック
パールシュバコアーサナのポーズを考えてみましょう。床に手を置くかどうか2タイプのポーズがあります。通常のヨガクラスでは、腕を前ももに置くように指導されることが多いでしょう。手から足までが一直線になるようにします。腕を前ももに置いていますが、軽くかけるくらいで基本は体幹で体重を支えてください。
このアライメントに問題がない人は、手を床に置いてみましょう。体がさらに倒れるので、前に重心が傾きがちです。とくに前ももに上半身がのって前体重になってしまうことが多いと思います。伸ばした足の外側が床から浮いでいないでしょうか。足床をしっかり踏んでください。前ももと脇腹の間に少し隙間ができるくらいを意識するとよいでしょう。
プロップスで自分に合うアライメントを
床に手を置くとアライメントが崩れてしまう場合は、プロップスの登場です。ヨガブロックを1つ使います。ヨガブロックは長方形ですが、3つの高さで使うことができます。
パールシュバコアーサナの場合は、ポーズをとる前にまず前側の足の外側にヨガブロックを置いておきます。その後ポーズをとってみてどの高さが自分に一番いいかチェックしてみてください。最初は高いほうからチャレンジして、慣れてきたら高さを下げていきましょう。最終的にはヨガブロックなしで床に手を置けるようになります。ヨガブロックを使用しますが、ヨガブロックに体重をのせすぎないように注意しましょう。