足首の硬さを気にしたことはあるでしょうか。スポーツや運動をしていなければ、足首の硬さを気にする人は少ないかもしれません。足首が多少硬くても日常生活で不便さを感じることはあまりありません。ただ意外にいろいろな身体の不調に影響していることがあります。
本記事では、足首の硬さのチェックやストレッチ方法をご紹介します。自分の身体の状態を知って不調改善に役立ててみてください。
まずは足首の硬さをチェック!
足首が硬くなってもすぐに足首が痛くなるわけではありません。(年齢や人によっては痛みが出ることもあります)それよりもいろいろな身体の不調に関係していることがあります。たとえば、肩こりや腰痛、むくみなど。私見ですが足首はひとつの目安として考えるのがよいと思います。足首だけが硬くてあとは柔軟という人は少ないでしょう。日々身体を動かすことが少なくなり、身体の柔軟性や稼働力が落ちてきているひとつのサインと考えましょう。
まずは、自分の足首が硬いかどうかのチェックをしてみましょう。腰幅くらいに足を開いた状態からゆっくりとしゃがんでみてください。この時かかとが浮かなければOKです。かかとが浮く、もしくはしゃがもうとすると後ろに転んでしまうようであれば少し足首が硬くなっているかもしれません。難しい人は足の幅を少し広げるとやりやすくなると思います。手を正面であわせるとマラーサナというヨガポーズになります。
ストレッチ1
一番シンプルなストレッチで、どこでもできます。ベッドの上などで寝る前におこなうのもおすすめです。まずは、床に脚をまっすぐ伸ばして座ります。体の横もしくは少し後ろに手をついて背筋はまっすぐにします。かかとを前にプッシュします。アキレス腱がぐっと伸びるのを感じてください。少しキープしたら次はつま先を突き出すように、足の甲をまっすぐにして伸ばしましょう。それが終わったら足首を大きくゆっくり回します。右回しと左回し、両方おこないましょう。
ストレッチ2
アキレス腱を伸ばす方法です。まずは膝立ちになります。このときつま先は立てておきましょう(きつい場合は足の甲を床につけておいて大丈夫です)。片側の足を前に踏み出します。踏み出した膝に手を置き上半身を前に倒していきます。踏み出した足のアキレス腱からふくらはぎあたりががストレッチされるのがわかると思います。30秒くらいキープしましょう。体重のかけ具合は自分の柔軟性にあわせてください。両方の足首をおこないます。
ストレッチ3
次はアキレス腱とは逆の足の甲を伸ばす方法です。正座の状態から手を後ろにつきます。正座は、できれば左右のかかと同士をつけるようにしてください。そして、上半身を後ろに倒していきます。足の甲に体重がかかりストレッチされます。できれば、かかと同士が離れて後ろから見て逆ハの字にならないように。足をまっすぐにするとストレッチが強くなります。
注意したいこと
一番大切なのは、無理をしないことです。ストレッチは一度に強くやっても意味がありません。痛くなる少し手前でやめておきましょう。それよりもこまめに毎日おこなうことが重要です。またストレッチする際は、息を止めないようにしてください。
一部ストレッチで、足首を逆の手でぐるぐる回すことがありますが、足首を回す際はほどほどに。ぐるんぐるんと乱暴に回すと足首を痛める恐れがあります。足首などの関節は非常にデリケートなので慎重にしましょう。