れまでいろいろなブリッジの練習方法をご紹介してきましたが、今回は段差と壁を使う方法をご紹介します。練習の回数を重ねることも大事ですが、やみくもにがんばりすぎると腰を痛めてしまうこともあります。できそうだなと思う糸口を見つけて後屈を深めてみてください。
脚が開かないように壁を使う
ブリッジができないという状況にもいろいろあります。今回ご紹介する方法は、頭が上がるけどなかなか後屈が上手くいかず腰が痛くなってしまうような方におすすめです。後屈の精度が低いという人は、腕がまっすぐ伸びていなかったり、胸から反っていないことが多いようです。胸椎が後屈できないと腰で反ってしまい腰椎に負荷がかかって無理に後屈をしようとがんばると腰が痛くなってしまいます。ではどのように胸椎を後屈させでばいいのでしょうか。
ポイントはブロックを使うこと。ブロックを足もしくは手の下に置くことで足と手の高さを変えることができます。この高さの違いが大事です。高さが変わることでブリッジがやりやすくなります。また壁を使うことでブロック(足)を固定することができます。胸が思うように後屈できないと、膝が開いたり足を伸ばしたくなりますから、その予防にもなるのです。
メモ
ブリッジをする前に脇の下を十分に伸ばしておくこともおすすめします。子犬のポーズなどがよいと思います。
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1足をブロックにのせ、頭頂を床につける
まずはブロックを壁側にぴったりくっつけて置きます。ブロックの上に足をのせ、ブリッジの準備をします。足の指を少し壁についておいて、足でブロックを踏みながら壁をプッシュするとよいでしょう。両手を耳の横について、しっかり脇をしめながら頭頂を床につけるようにします。
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2身体をアップする
頭頂を離すように床を両手でプッシュして身体をアップさせます。このとき足をしっかりふんばります。身体がアップしたら、足で壁を押すようにして胸を前側にプッシュしてください。壁とブロックがあるので、足やひざが開くことが防止できます。