インパクト大のネーミングで思わず気になった「育てるタオル」。タオルなんて消耗品と思っている人も多いかもしれませんが、毎日使うものだからこそ質は大切です。安いタオルを何度も買い替えるよりも、少し高級なタオルを長く使う方がコスパがいいという考え方もあります。
本記事では、「育てるタオル(feel)」が本当に育つのか、どんな仕組みなのか、他のブランドとの比較などをご紹介します。
特別な糸と織り方でつくられたタオル
「育てるタオル」は、英瑞 A-Z Corporationという会社がプロデュースするタオル。中国の江蘇省の工場で生産されています。「育てるタオル」のコンセプトは「見た目も、肌触りも、使うほどに”育つ”不思議なタオル」。通常、どんなタオルも使うほどにくたびれるものですが、それが使うたびに育つというのはにわかには信じられません。特別な系と織り方に特徴があるといいます。
特別な系というのが、クラレトレーディング社のミントバール。この糸は水に溶ける性質を持っており、この糸と一般的な綿糸をねじり合わせて製造。水洗いでミントバールを完全に溶かすと、隙間に空気の層ができ、それが吸収力アップにつながっているそうです。なんとなく原理は理解できるのではないでしょうか。
本当に育てられるのか?
では、本当に育てられるのかというのが一番問題です。実際購入してみたのですが……育つというネーミングから期待度が増してしまいました。確かに購入した時よりは、カサが増したと思います。しかし別で購入していた「TRUE TOWEL」の方がふっくらする感覚が強かったかなと思います。育てるタオル(feel)は、通常のタオルの厚さと同じくらいで、元々厚めというわけではありません。タイルの厚さのせいかもしれませんし、私が購入したのはフェイスタオルで小さく感じ方が弱かったのかもしれません。ただ明らかに購入時より”育った(かさが増した)”ということは事実です。
厚すぎないからコンパクトで持ち運びしやすい
この薄さの具合が、逆に外出用としてかさばらなくてベスト。SUPヨガの際にバスタオルを持って行くのですが、通常のバスタオルだとかさばって荷物が大きくなります。そうかといって普通のハンドタオルだと十分ではない。そこで私はこの「育てるタオル」を使っています。サイズも通常のフェイスタイルよりも少し大きめ。そして吸水力が抜群!ショートヘアーなので、フェイスタオルでも大丈夫なのです。
私の場合、自宅用としては「TRUE TOWEL」のミニバスタオルを使っています。育てるタオル(feel)より厚めでふかふかしているため。もしかすると、「育てるタオル」の「MARQUE(高級タイプ)」シリーズであれば違うかもしれませんが、お値段も高いのでやはり自宅用は「TRUE TOWEL」に軍配が上がるかなと個人的には感じます。
旅行用やプレゼント用におすすめ
最終的な見解としては、おすすめできる商品だと思います。ブランドがうたっているように、生地はしっかりしており洗濯後の方がふっくらします。吸水力もあるので優れたタオルだと思います。価格に対してこれらのポイントをどう評価するか。毎日使うものだからこそ、少し高額でもOKという人は一度試してみるのをおすすめします。デザインなどもおしゃれなのでプレゼントにもピッタリです。
育てるタオル(feel)価格
- プチハンド(20cm×20cm)1,100円
- プチフェイスタオル(20cm×40cm)1,650円
- フェイスタオル(34cm×85cm)2,420円
- バスタオル(60cm×120cm)5,280円 ※その他ギフトセット多数
おすすめポイント
- 吸水力が高く、乾くのも早い
- 新品より洗濯後の方がふっくらする
- 生地が厚すぎないので、持ち運びがコンパクト
- デザインやパッケージがおしゃれ(ギフトセットも豊富)
- 色が落ち着いていて、6色展開
気をつけておきたいポイント
- 通常のタオルと比べて高額
- 生地はあまり厚くない(feelの場合)
- 中国産である
- ループが少し大きめ(糸引きがしやすいかも?)