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【おすすめ書籍その②】サイエンス・オブ・ヨガ

読書イメージ

ヨガや健康、美容に関する書籍の中でもおすすめの1冊をご紹介します。第二弾は、「ヨサイエンス・オブ・ヨガ」。ヨガをしているときの筋肉の図解を中心にした解剖学書です。デザイン性が高く見やすいので、解剖学初心者にはおすすめです。

筋肉の位置や動きがわかりやすい

ヨガを練習していると、いろいろな筋肉の名称が出てきますが、なんとなくの位置はわかるものの正確な位置や他の筋肉との関係性などを知りたくて、解剖系の書籍を探していました。その際に見つけたのが本書です。レビューの評価も高いため購入してみました。

一般的な小説などはデジタル書籍派ですが、解剖学書はやはり通常の書籍タイプに。手元に置いて日常的に眺めるようにしています。2,900円(+税)と少しお高めですが、オールカラーのハードブック。紙質は装丁などもきれいで専門書ということを考えると安いくらいだと思います。

試し読みで中身は見ていましたが、大きな書籍で見ると非常にわかりやすいと思いました。デザイン性も高く、全体的に非常に見やすく作られています。それぞれの筋肉に色がついているので、ポーズの際にどこの筋肉を使っているのかがよくわかります。また説明文も医学的な書籍よりも読みやすいでしょう。

  • 書名:サイエンス・オブ・ヨガ
  • 仕様:216ページ
  • 発行日:2019年10月11日

著者

アン・スワンソン

理学修士、国際ヨガセラピスト協会認定セラピスト、公認マッサージセラピスト。心身科学の教育にも携わる。メリーランド総合健康大学でヨガ・セラピー修士号(理学修士)取得後、非常勤教職員として同大学で教壇に立つ。大学、マッサージ・セラピー・スクール、ヨガ指導者養成講座で長年にわたり解剖学と生理学の指導、教育を行う中で、複雑な科学的概念をわかりやすく解説する技術を培う。ヨガの伝統的精神を尊重しつつ、最新の科学研究を独自の方法で実践的にヨガに応用している。

高尾美穂

産婦人科専門医・医学博士・日本スポーツ協会公認スポーツドクター。東京慈恵会医科大学大学院修了後、慈恵医大病院 産婦人科勤務を経て現在イーク表参道 副院長を務める。得意分野は女性スポーツ医学、婦人科内分泌。日々、産婦人科診療をメインに、婦人科スポーツドクターとしてアスリートの心と体のケアを行う。また、ヨガ指導者の育成にも力を入れている。大学病院で学び実践してきた西洋医学のエビデンスをベースに、ヨガ、抗加齢医学、漢方をはじめとした東洋医学、栄養学、スポーツ医学を総合的多角的に用い、女性がよりよく歳を重ねていけるよう様々な角度からサポートすることをライフワークとしている。

目次(章)

  1. 人体解剖学
  2. アーサナ
  3. Q&A
  4. 注事項
  5. 用語集
  6. 索引

紹介されているヨガポーズ

  • 座位のアーサナ

達人座のポーズ、がっせきのポーズ、猫のポーズ、牛のポーズ、ねじって膝に頭をつけるポーズ、半魚王のポーズ、子どものポーズ、ラクダのポーズ、ハトのポーズ

  • 立位のアーサナ

山のポーズ、前屈のポーズ、椅子のポーズ、三日月のポーズ、戦士のポーズ1、戦士のポーズ2、木のポーズ、踊り子のポーズ、三角のポーズ

  • 逆転のアーサナ

下向きの犬のポーズ、頭立ちのポーズ、ショルダースタンドのポーズ、橋のポーズ、上向きの弓のポーズ

  • 臥位のアーサナ

カラスのポーズ、板のポーズ、賢者のポーズ、コブラのポーズ、バッタのポーズ、仰向けで足の親指をつかむポーズ、仰向けの魚の王のポーズ

ヨガポーズごとにページ展開

書籍誌面

基本ポーズごとの構成になっているので、ポーズをしながらどこの筋肉を使っているのかを知りたいときに便利です。逆をいうと筋肉自体の動きや特性などはわかりづらいかもしれません。どのような使い方をするかによって選ぶのがよいと思います。

各ポーズごとに筋肉の図解が中心になっているので、ポーズの細かい説明は少なめと言えます。個人的にはもう少し筋肉の動きについての文章説明がほしいなと感じました。本書はあくまでも図解と考え、他の書籍とあわせて活用するのがよいと思います。

メモ

デザイン性は高いものの筋肉の色分けが3色だけなので、少々わかりにくいかなと思いました。大きな筋肉はいいのですが、多くの筋肉が関係する部位などは、素人には詳細の見分けがつかないかもしれません。

巻頭の特集「人体解剖学」ページもおすすめ

書籍誌面

巻頭には、ヨガのベースとなる骨格、関節、神経、呼吸系などについて30ページくらい特集があります。基本的ですが、今一度読んでおきたい内容です。ここがもう少しページをとってもよいかと思うくらいでした。

最後にQ&Aがあるのですがこちらも基本的。関節や背骨などの内容は勉強になります。瞑想やストレスについてはあまり具体的ではないので、正直なくてもよいかもと思いました。また索引があるのですが、筋肉名称でひくことができないのが残念なポイントです。

最終的な見解になりますが、本書を購入して後悔などはなくこれからも読み込んでみようと思います。ただ筋肉やヨガのポーズに知見が深い人は物足りないと感じるかもしれません、解剖学初心者がまず購入してきちんと筋肉の位置などを把握するのにはとてもよいと思います。

こんな方におすすめ

  • 筋肉の位置がよくわからない人
  • 筋肉に興味のある人
  • 解剖学を勉強したい人(初心者)
  • アーサナを深めたい人

 

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