「ウッターナーサナ(前屈)」は、「アルダウッターナーサナ(半分の前屈)」とあわせて行われることが多く、太陽礼拝でも一連の流れとなっています。ポーズ自体も少し似ていますが、それぞれポイントが異なりますから、きちんと正しいアライメントを意識しましょう。
アルダウッターナーサナのコツを知りたい方は以下の記事もあわせて読んでみてください。
Check!
ウッターナーサナのやり方
-
タダーサナで立つ
-
股関節から前屈する
-
手を足の横につき、お尻をアップ
-
頭の力を抜いてキープ
さて、みなさんは、きちんと正しくできているでしょうか?間違っていないかチェックしてみましょう。
ココをチェック!
①坐骨は下がっていないか?
②股関節から前屈できているか?
③目線は足の間か?
ダメなポイントとは?
アルダウッターナーサナに比べてウッターナーサナは、レッスンで比較的ガイドが少ないので、あまり意識せずにポーズをとっている人も多いでしょう。正直私自身も最初は「休憩ポーズ」くらいにしか思っていませんでした。しかし、あるときふと気付いたのです!やり方を間違えていると。ヨガに慣れている人も改めてチェックしてみてください。
①坐骨が下を向いている
膝を曲げて前屈すると、お腹が太ももにつき、上半身がだらんとなります。もちろんそれは正しいのですが、ここで大切なのがお尻ともも裏です。お腹と太ももはついたままで、お尻の坐骨を上げていきましょう。これが意外に大変!もも裏のハムストリングが硬いとなかなかお尻が上がらないのです。休憩ではなく、ハムストリングを伸ばすように意識しましょう。
②ウエストから前屈している
ウエストから上半身を倒してしまう人がいますが、これはNG。前屈に入る前に足の付け根を意識してみてください。足の付け根に指を置いてみるといいでしょう。指を挟むように、腰を後ろに引くようにすると、ウエストではなく股関節から前屈することができます。また前屈した後はお腹を引き込むようにすると、前屈が深めやすいでしょう。
③目線が前にある
前屈した後は、床を見るのではなく足の間を見るようにしましょう。床を見てしまうと首の後ろがつまってしまいます。上半身は力を入れずにリラックスします。
【プラスしたいLesson】胸を開いてみましょう
両手で逆の両肘を持ったり、背中側で手を組んでみるのもおすすめです。手を組んだ際は力を抜きながら、頭側へ腕を倒していきましょう。肩甲骨が中央に寄り、気持ち良く胸を開くことができます。