ヴィラバドラーアサナ1(ウォーリアワン・戦士のポーズ1)は、脚の筋力が必要なパワフルなポーズです。胸を開くことでとても開放感を感じられるポーズでもあります。ただ骨盤の位置が少し難しく、間違った形でポーズをとると腰を痛める原因になるので注意しましょう。
ヴィラバドラーアサナ1のやり方
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足を揃えてまっすぐ立つ。(山のポーズ)
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片方の足を大きく後ろにひいて、つま先を外へ45度向ける
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前の足を90度まで曲げ踏み込み、身体の重心を下げる
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両手を上げて、斜め後ろへ身体をのばす
さて、みなさんは、きちんと正しくできているでしょうか?間違っていないかチェックしてみましょう。
ココをチェック!
①骨盤が横に開いていないか?
②腰が反っていないか?
③後ろの足はきちんと踏めているか?
④肩が上がっていないか?
⑤曲げた膝が前に出過ぎていないか?
ダメなポイントとは?
①骨盤が前に向いてない
後ろ側の足を踏もうとするあまり、腰が後ろ側に引けて横に開いてしまうことがあります。骨盤は前にまっすぐに向けるようにしてください。どうしても前に出した脚に引っ張られ、片側の骨盤(右)が前に出てしまうので、お尻(右)を少し後ろに引くとやりやすいでしょう。
②骨盤が前傾している
骨盤が前傾になって背中がそってしまうことがよくあります。それはお腹がぬけている証拠。身体が開いて気持ちよくポーズをとっている感はあるのですが、腰の後ろ側がつまって負荷がかかってしまいます。腰を痛める原因になるので注意が必要です。
下腹を引き締め、尾骨を下に向けるにようにして骨盤は水平にしましょう。(恥骨を前に向けるように意識することでもOK)
③両足でしっかり地面を踏めていない
後ろの足は外側へ45度外側へ向けますが、小指側までしっかり踏みましょう。かかとが上がってしまうと、別のポーズ(ハイランジ)になってしまいます。足を外へ向けると力が入りにくいという人は、足を少し外側(マットの外側)へずらしましょう。また、このポーズはどうしても前足に意識がいってしまい前体重になることが多いので、両足で均等に地面を踏みましょう。
④肩が上がっている
手を上げたとき、肩が上がらないように注意しましょう。肩(肩甲骨)は下げて、耳のまわりにスペースができるように意識します。できれば手は、耳の横もしくは後方へ伸ばします。手のひらをあわせたり、親指をかけて腕を斜め後ろに伸ばしてもOKです。
⑤前体重になっている
前の脚を踏み込むときに、膝が足首よりも前に出てしまうことがあります。膝が出てしまうと前体重になってしまい、結果として後ろ脚の踏みが甘くなります。膝は足首の上に。両脚でバランスよく地面を踏みます。どうしても前に出てしまう場合は、足の前後の幅を少し広げましょう。
ポイント
骨盤は前に向け、前傾にならないように尾骨を下に。両脚で均等に地面を踏みましょう。