ヨガで後屈するときに「胸から反る」「腰から反らない」とレクチャーされることがよくありますが、頭ではわかっていても、なかなかできないという人も多いのではないでしょうか。腰や首を痛めないためにポイントを押さえておきましょう。
本記事では、無理しない後屈の練習方法をご紹介します。焦らず、まずは背中のストレッチからはじめましょう。
なかなか効果が出ずらい後屈をどう練習するか
ヨガには、いろいろな後屈ポーズがありますが、後屈の精度を上げるためにどのような練習をすればいいでしょうか。闇雲に後屈を深めようとすると、腰や首を痛めてしまうことがあります。腰や首が痛いということは、胸で反らず腰や首で代わりに反ろうとしている証拠。
では、胸で反るとはどういうことか?これが難しい動きです。とくにデスクワークの人などは、肩が内側に入ったり背中が丸々ことが多く胸が閉じがち。そんな人にとっては真逆の動きです。いきなり反るのではなく、まずは胸を開き背骨を柔軟にしていくことが大切です。また数回では変わらないため、何度も少しずつおこなっていくことがケガをしないコツといえます。
まずは背中の柔軟性をアップさせる
後屈が苦手な人は、まずは寝た体勢でストレッチからはじめましょう。ヨガブロックがあると便利です。ない人はクッションなどで代用してもOK!ブロックは腰に当てるのではなく(反る補助をしてしまいます)、背中の真ん中より上にセッティングしてください。
段階1
まずは低い高さからスタートします。猫背の人は見た目以上に胸が開く感覚があると思います。ゆっくり呼吸をしてリラックスしましょう。腕を上げて両手で両肘を持つとさらに胸が開きやすくなります。
段階2
慣れてきたら高さをアップします。このとき注意したいのが、あまりアゴを上げすぎないこと。首の後ろがつまらないようにしましょう。また肩甲骨を下げるように意識してみてください。肩甲骨が上がっていると上手く背筋が伸びず、反ることもできないのです。
段階3
背中がほぐれてきたら、さらに高さをアップしてみてもよいでしょう。無理は禁物です。自分ができる範囲で後屈を深めるのが近道です。