巻き肩とは、肩が内側に丸まった状態のこと。巻き肩だけではなく、背中も丸まって猫背になっている場合も多くあります。見た目の姿勢が悪くなるだけでなく、肩こりや首こりまた頭痛など体の不調につながってしまいます。しかし、自分の肩の正しい位置を意識している人は少ないかもしれません。まずは今の自分の状態をチェックすることから始めてみましょう。
本記事では、肩の現状そして正しい位置の確認方法をご紹介します。
何気なく立った時、肩の位置がどこにあるか?
まずはなにも意識せずに、いつもの状態で立ってみましょう。できれば真横から写真に撮ってみるのがおすすめです。自分が思っている姿勢ではないかもしれません。しかしそれがいつもの状態。まずは自分の肩がどのような位置にあるか認識することが大切です。肩が耳よりも前にあれば、巻き肩といえます。巻き肩になると肘が少し外側に向いてしまうこともあります。
巻き肩になると、肩こりが悪化するだけでなく、身体の前側の筋肉が縮んでしまい呼吸が浅くなります。そして、呼吸が浅くなると疲労を感じたり、代謝が悪くなることもあります。
肩関節をまわして、両腕を左右に開く
まず肩関節をぐるりと後ろ側に回します。肘はそのままで手を肘の高さまでアップして、左右に広げます。このとき肘が動かないようにします。胸が開き肩が正しい位置になるので、肘から上は動かさず肘から下だけ下に自然に下ろしましょう。
巻き肩の人は、普段の姿勢よりも肩の位置がかなり後方になると思いますが、それくらい肩の位置がずれているということです。こんなにずれていたのか!と驚く人もいるかもしれません。この正しい位置をまずは意識しましょう。この姿勢をずっと継続できればベストですが、なかなかそれは難しいと思います。最初は何気ない電車で立っているときやデスクワークの休憩時など気づいたときに姿勢を正してみてください。少しずつ意識することで普段の姿勢を強制していきましょう。