オーガニックとうたっているコスメ製品は数多くありますが、日本ではまだきちんとした基準がありません。商品によってその中身はまちまちです。そんな中でおすすめしたいのが「ニールズヤードレメディーズ」。30年以上もの歴史があり、海外の厳しいオーガニック認定をクリアした商品が人気です。
本記事では、ニールズヤードレメディーズのブランドの歴史やコンセプト、商品(ワイルドビューティーバーム)をご紹介します。
ニールズヤードレメディーズとは?
「ニールズヤードレメディーズ」は英国生まれのオーガニックコスメブランドです。1981年にロンドンでナチュラルアポセカリー(自然薬局店)としてはじまりました。エッセンシャルオイルやハーブティ、オーガニックスキンケアをとりあつかっており、オーガニック志向の人や敏感肌の人などに人気です。日本でもオーガニックと表示されたコスメ商品はたくさんありますが、認定などの基準はなく自称。オーガニックと聞くとなんとなく肌によさそうな気がしますが、宣伝に惑わされないように商品を見極めることが大切です。
ニールズヤードレメディーズが使用していない10の成分
ニールズヤードレメディーズは、原料や製法などに非常にこだわりをもっています。英国ソイルアソシエーション認定やアメリカUSDAによるオーガニック認定された原料を使用。オーガニックコスメとしても安心して使用することができます。その他石油由来の成分や合成香料、鉱物油、遺伝子組み換えの原料を使用しないだけでなく、動物実験をおこなわない、リサイクルやフェアトレードするなど、そのポリシーは徹底しています。
※以下にあげる10の成分は、ニールズヤードレメディーズの製品では使用されていません。
- モノエタノールアミン/ジエタノールアミン由来成分:界面活性剤の一種で発がん性物質が懸念されている
- パラベン:合成保存料で安全性が危惧されている
- シリコン:皮膚柔軟剤で肌本来の機能を妨げつことがある
- 合成香料:アレルギーの引き金になることがある
- 鉱物油:石油由来の原料で環境に負荷をかける
- エデト酸(エチレンジアミン四酢酸):キレート剤で生分解性が悪い
- フタル酸:溶剤として使われるか強い毒性がある
- 遺伝子組み換え原料(成分):長期使用の影響が十分にわかっていない
- ジブチルヒドロキシトルエン:石油系由来の酸化防止剤で安全性に疑問がもたれてる
- トリクロサ:抗生物質に対する耐性を生む可能性がある
メモ
フレッシュな天然の原材料を使用と宣伝しているブランドは多々ありますが、中にはその香りがどう考えても合成香料にしか思えないものもあります。なにをもってオーガニックコスメとうたっているのか、商品を選ぶ際にはどんなブランドなのかチェックしてみてください。
ワイルドローズ香るバームは、ビューティアワードも受賞
いろいろな商品の中でもおすすめなのが、「ワイルドローズビューティーバーム」。ローズヒップ油を使ったバーム状の美容液です。ローズヒップはワイルドローズといわれビタミンの宝庫。肌に浸透して潤いをアップしてくれます。そのままつけるだけでなく、マッサージバームとしても使用できます。
商品詳細「ワイルドビューティーバーム」
- 内容量と価格:50g(9,570円)、15g(4,290円)※税込
- 配合成分:ホホバ種子油、アサ種子油、ルリジサ種子油配
- 香り:ゼラニウム、ローズマリー、フランキンセンス、パルマローザ、パチュリーなどをブレンド
- 英国ソイルアソシエーション認定オーガニック製品
おすすめポイント
- 合成香料フリー
- 無着色
- パラベンフリー
- アルコールフリー
- 無鉱物油
- ノンシリコン
- 石油系界面活性剤フリー
使用方法
乾燥やダメージが気になる肌にパール大1、2個分を手のひらで温めてオイル状にしてから肌になじませてください。お風呂で使用するのもおすすめです。洗顔後、マッサージしながらバームをなじませ、ホットタオルで顔をあたため、その後バースをふきとります。
メモ
商品名にローズとついているので、華やかなバラの香りなどを想像する人がいるかもしれませんが、ローズヒップは全く別もの。香りはゼラニウムやローズマリーなどをブレンドした少し独特な雰囲気。私はこの香りがとても好きですが、苦手という人もいるかもしれません。ニールズヤードレメディーズの商品はどれにもいえることですが、購入する前に一度店頭で香りを体験するのがおすすめです。現代人はいわゆる合成香料がよい匂いとインプットされていることも多く、オーガニックな香りは独特に感じることがあるため。
こんな方におすすめ
- 乾燥肌が気になる
- 肌のはりをアップさせたい
- 肌がごわつく
- 敏感肌
- オーガニックコスメに興味がある