美容関係だけでもいろいろなオイルがありますが、キャスターオイルをご存知でしょうか。あまり聞きなれない人も多いかもしれません。昔から美容や医療などに使われてきたオイルです。
本記事では、その効果と使い方をご紹介します。
キャスターオイルとは、どんなオイル?

キャスターオイルとは、ひまし油のこと。トウゴマという植物の種子から採れる植物性のオイルで、成分はリシノレイン酸が約9割で、粘度が高いのが特徴。保湿性が高く、鎮静や抗炎効果もあるといわれています。そのためニキビなどにもよいそうです。シミを薄くするという記事などもありますが、直接的に効果があるというより、保湿力が高まりシミができにくくなったという可能性が高いのではないでしょうか。はっきりした効能とは言えないようです。そのほか小腸の働きを活発にさせることから下剤としても使われているようです。また身体の毒素の排出を助けるデトックス効果もあると言われています。
- 肌や爪などの保湿
- 髪の艶出し
- シミ対策
- 便秘解消 ※食用のものを使用してください
- イボ取り ※人によっては効果があるともいわれています
乾燥する肌への保湿として活用

いろいろな効果があるといわれるキャスターオイルですが、一番試しやすいのが保湿やマッサージではないでしょうか。顔などは体質によって合わないことがあるので、使うときは事前にパッチテストなどをおこなうのがおすすめです。
まずは肘や膝などの乾燥するところに塗ってみて様子を見てみてください。実際手に取るとわかりますが、非常に粘度があります。未精製のものは独特な匂いも。個人的には顔に塗るのはちょっと…と思ってしまいました。ただ化学的な香料の匂いとは違って自然のオイルの匂いですから、慣れればそこまで気になりません。(好みによるのでぜひ自身で判断してください)
使用感としては、マッサージ用のオイルに比べて伸びがあまりよくありませんし、塗ったあともベタベタします。しかし保湿効果は高いと思います。お風呂あがりに塗ると次の日はしっとり!毎日使用しなくても保湿感があります。肌の老廃物を排出してくれているかどうかは正直よくわかりませんが。
慣れてきたら試してみたい使い方
塗布という使い方があります。ガーゼなどにオイルを浸し、それを肌にあてます。10〜30分くらい経ったらぬるま湯で流します。毛穴に詰まった汚れを排出するデトックス効果があるそうです。鼻まわりなど部分的に試してみるのもよいかもしれません。
またシャンプーの前にオイルでマッサージしたり髪の毛に塗布して少し置いてからシャンプーで流すことで髪の艶が出るとも言われています。乾燥が気になる冬がいいのではないでしょうか。