デスクワークや携帯を見ている時間が長い現代人は姿勢が悪くなりがち。とはいえ、集中すると姿勢を忘れてしまうことも多いと思います。そんなときは一日の終わりにストレッチをするのがおすすめです。いろいろなストレッチ方法がありますが、本記事は胸を広げるやり方をご紹介します。猫背と巻き肩の両方に効くので、ぜひ活用ください。
デスクワークに多い、猫背と巻き肩
日本人が1日に座っている時間は7時間といわれており、世界平均の5時間より多く世界一座っている国民です。座っている時間が長いということは姿勢が崩れやすいということ。デスクワークでPC作業が多い、いつも携帯を見ている現代人はとくに姿勢に気を付ける必要があります。
猫背と巻き肩は似ていますが少し違っています。猫背はその名のように猫のように背中全体が丸まっていること。骨盤の位置も正しくないことが多いでしょう。一方巻き肩は、肩が内側に入っており必ずしも猫背とはいえませんが、どちらも重複しているケースも多くあります。
姿勢が悪いと呼吸が浅くなったり、腰痛や肩こり、頭痛などの原因になることも多く、百害あって一利なし。自分ではっきりした症状がなくても間接的に影響していることもあります。健康の基本になっていますから、ぜひ正しい姿勢を心がけましょう。
腰に注意しながら、胸を開く
今回ご紹介するストレッチでは、胸を大きく開くことができます。ストレッチポールの上に上半身をのせる方法がありますがそれと似ています。肩の位置をととのえ胸を大きく開いていきます。姿勢の状態によってストレッチの強度が変わりますので様子を見ながら無理のない程度でおこなってください。ストレッチは1回で改善されるものではないので、日々すこしずつ進めていきましょう。
step
1三角座りからはじめます
背中側にヨガブロックやストレッチポールを背筋と同じ方向に置いておきましょう。その前に三角座りをしてください。まずは背筋をすっと伸ばします。
step
2上半身を倒します
肘をつきながら上半身を倒していきます。後ろにあるヨガブロックの上に背中をのせていきます。腰よりも少し上側にセットしてください。安定感のある位置に調整してください。
step
3肘下をアップします
肘をついたまま、肘から下を身体に対して垂直になるように移動させます。肩の位置がぐっと左右に開き、胸が大きく開いてくると思います。巻き肩の人は痛いかもしれないので無理のないくらいでかまいません。肩甲骨を無理に寄せて胸を開くというよりは、胸の中心より少し上を天井の方向に引き上げることをイメージしましょう。胸骨の柔軟性を出すことが重要です。